糖新生ってなんですか?

🔷 糖新生ってなに?
糖新生(グルコネオジェネシス)とは、
体の中で「糖(グルコース)」を新しく作り出すしくみのことです。

つまり、「ごはんやパンなどから糖をとっていないとき」でも、
体が自分でブドウ糖をつくる方法なんです。

🔷 なんで糖新生が必要なの?
ブドウ糖は、脳や赤血球などにとって大切なエネルギー源です。
でも、食事をとっていなかったり、糖質を制限していると、
体の中の糖が足りなくなってしまいます。

そんなときに、**肝臓(かんぞう)や腎臓(じんぞう)**ががんばって、
「他の物質から糖を作る=糖新生」をしてくれるのです。

🔷 何から糖を作るの?
糖新生では、以下のような糖じゃないものから糖を作ります:

材料になるもの どこから来る?
・乳酸(にゅうさん) 筋肉の運動のときにできる
・アミノ酸(主にアラニン) 筋肉の分解から出てくる
・中性脂肪が分解されたときにできる

🔷 いつ起こるの?
糖新生は、次のようなときに起こります:

🍽 断食中(朝食前や空腹時)

🥩 糖質制限中のダイエット

🏃‍♀️ 長時間運動したあと

😷 病気やストレスで体のエネルギー消費が増えたとき

🔷 糖新生の場所とホルモン
主に肝臓と腎臓で行われます。

以下のホルモンが関係しています:

ホルモン名 働き
インスリン 糖新生をおさえる
グルカゴン 糖新生をすすめる
コルチゾール 糖新生を助ける(ストレス時)

🔷 まとめ(イラスト風のイメージ)
🍞 食べ物がない → 😨 血糖値が下がる →
🧠「糖がほしい!」 →
🍖 筋肉や脂肪から材料をゲット →
🏭 肝臓「よし、糖を作るぞ!」 →
😊 脳「助かった〜!」